こんにちは。カイザー人間関係研究所(KRL) 所長の「つむぎ」です。
入試が近づいてくると、塾の追い込みや過去問演習の時間を確保したくて、受験勉強のために学校を休むという選択肢を考える親御さんは多いですよね。でも、いざ欠席するとなると学校への連絡方法や伝え方に悩んだり、中学受験や高校受験における内申点への影響、あるいは大学受験で出席日数が足りなくなる不安があったりして、なかなか踏み切れないこともあるかもしれません。いつから休ませるべきか、連絡帳やメールでの書き方はどうすればいいのかといった疑問は、多くの家庭が抱える共通の悩みかなと思います。この記事では、先生との良好な関係を保ちつつ、安心してお休みを取るための具体的な例文や注意点を整理してみました。皆さんのもやもやが少しでも晴れるきっかけになれば嬉しいです。
この記事でわかること
- 受験タイプ別の出席日数や内申点への影響についての基礎知識
- 先生の信頼を損なわないための誠実な連絡方法とマナー
- 中学受験や大学受験でそのまま使える具体的な欠席連絡の例文
- 家庭学習の質を高めるための生活リズムと管理のコツ
受験勉強のために学校を休む際の連絡と欠席の影響を解説

受験期に学校を休むという決断は、単なる時間の確保だけでなく、制度上のリスクや周囲との関係性も関わってくるデリケートな問題ですね。まずは、欠席が具体的にどのような影響を与えるのか、その全体像を見ていきましょう。特に義務教育期間とそれ以降では、ルールが大きく異なります。
中学受験を理由に学校を休む選択と親の考え方
小学校において中学受験のために学校を休むという選択は、非常に頭を悩ませる問題ですよね。地域や学校の風土、さらにはクラスの担任の先生の考え方によっても受け止められ方が大きく変わります。「義務教育なのに休ませていいのか」という倫理的な葛藤を抱える親御さんは少なくありません。実際、私のもとにも「周囲が休み始めたけれど、うちはどうすべきか」といった相談がよく寄せられます。
まず客観的な事実として、私立中学の多くは当日の筆記試験の結果を最重視します。そのため、直前期に数日間、あるいは2週間ほど欠席したとしても、それが直接的に不合格の原因になることは稀です。ただし、国立中学や公立中高一貫校を目指す場合は少し話が違います。これらの学校では、小学校が作成する「調査書(内申書)」に欠席日数が記載されるため、欠席理由が明確でない場合や日数が極端に多い場合は、マイナス評価に繋がる可能性を否定できません。もちろん、正当な理由があれば考慮されますが、募集要項を精査することは必須です。
親としての心の持ちよう
大切なのは、学校を休むことを単なる「サボり」や「逃げ」ではなく、「第一志望合格という目標達成のための戦略的リソース配分」と捉えることです。親が罪悪感でオドオドしていると、その不安はお子さんにも伝わってしまいます。「この期間は家でこれを完成させる」という明確な目的意識を持ち、家庭内での学習環境を整えてあげることが、結果としてお子さんの精神的な安定に繋がります。義務教育の本質を尊重しつつも、一生に一度の挑戦を支えるための特別な措置として、家族でしっかりと話し合って方針を決めたいですね。不安なときは、塾の先生にその地域の「受験休みの相場」を確認してみるのも、一つの安心材料になるかもしれません。
大学受験に向けた欠席と授業や単位の関係
高校生の場合、欠席は小学校の時よりもはるかにシビアな問題に直結します。それは「卒業できるかどうか」という単位の問題です。多くの高校では、文部科学省の学習指導要領をベースにしつつも、独自の規則で「各科目の授業時数の3分の1、あるいは4分の1以上を欠席すると単位を認定しない」というルールを設けています。これをオーバーしてしまうと、入試に合格していても原級留置(留年)となり、大学に進学できなくなるという最悪の事態を招きかねません。
特に私立大学の一般入試や共通テスト利用入試を目指す場合、1月から2月にかけての追い込み期に学校を休みたいという思いが強くなるでしょう。しかし、高校3年生の3学期は授業日数がもともと少なく設定されていることが多く、数日の欠席が命取りになるケースもあります。一方で、一部の進学校では、共通テスト後に「自由登校期間」を設けている場合もあり、その期間であれば欠席日数を気にせず自宅学習に専念できます。
高校生が欠席を検討する際のチェックリスト
| 確認項目 | 詳細・注意点 |
|---|---|
| 単位未修得ライン | 各科目の残り欠席可能回数を担任に確認する |
| 自由登校の有無 | 1月以降の登校義務日数を年間予定表で把握する |
| 推薦入試への影響 | 指定校推薦や総合型選抜では3学期の態度も注視される |
大学受験は本人の自主性が尊重されますが、学校側は「無事に卒業させること」が第一の責任です。自分の入試スケジュールと、残りの登校必要日数を照らし合わせ、無理のない範囲での学習計画を立てることが重要です。正確な情報は必ず学校の進路指導室や公式サイトなどで早めに確認し、最終的な判断は保護者と本人、そして必要に応じて学校の先生と相談して決めてくださいね。
(出典:文部科学省「高等学校における学習評価について(検討事項)」)
インフルエンザなどの流行期に本番を安心かつ良い状態で
入試本番が集中する1月から2月は、例年インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が猛威を振るう時期でもあります。この時期、多くの受験生が直面する最大の恐怖は「本番当日に高熱を出して受験できなくなること」ではないでしょうか。これまでの数年間にわたる努力が、一回の感染で水の泡になってしまうかもしれないという不安は、想像を絶するものがあります。そのため、感染症予防を理由とした欠席は、現代の受験シーンにおいて最も「理解を得やすい正当な理由」の一つとなっています。
学校側も、一人の感染がクラス全体、ひいては他の受験生に広がることを防ぎたいという意向があるため、受験直前の「自主的な予防欠席」には柔軟に対応してくれるケースが増えています。特に中学受験では、入試の1〜2週間前から「体調管理」を理由にクラスの3割から半数程度が欠席するという話も珍しくありません。お子さんの免疫力や体力を過信せず、「万全の状態で試験会場に送り出すこと」を最優先にするのは、親として非常に合理的な判断と言えます。
家庭での体調管理のポイント
学校を休ませる場合は、家の中を単なる「勉強場所」にするだけでなく、最高レベルの「防疫拠点」にする意識が必要です。加湿器をフル稼働させ、室温と湿度を一定に保つことはもちろん、家族全員が手洗い・うがいを徹底し、受験生本人と生活動線を分ける工夫も検討してください。また、学校を休むことで運動不足になり、免疫力が低下しては元も子もありません。換気のためにベランダに出たり、軽くストレッチをしたりして、血流を滞らせないようにしましょう。心身ともに「安心」できる環境を整えることが、合格への隠れた一歩になるかなと思います。
勉強時間を確保して合格するための休みという方法の紹介

学校に登校している時間は、移動時間を含めると1日およそ7時間から8時間に及びます。これを週5日続ければ、週に約40時間。この膨大な時間を全て「自分の課題」に充てることができれば、学習効率は飛躍的に高まります。特に、学校の授業がすでに理解している内容だったり、受験とは関係のない科目が多かったりする場合、その時間を過去問演習や弱点補強に使いたいと考えるのは当然の欲求ですよね。
しかし、単に「時間ができるから休む」という安易な考えでは失敗します。学校という強制的なリズムがなくなる分、自分自身(あるいは親)が徹底したスケジュール管理を行わなければなりません。合格を勝ち取るための休みを成功させるには、以下の3つの条件をクリアする必要があります。
家庭学習を成功させる3要素
- 試験当日の時間割に合わせた生活リズム:朝は試験開始の3時間前には起床し、脳を活性化させる。
- 明確なノルマ設定:その日にやるべきことを分単位で決め、ダラダラ過ごす隙を作らない。
- 誘惑の排除:スマホやテレビ、ゲームなど、学校にはない誘惑を物理的に遠ざける環境作り。
これらが守れない場合、学校に行って友達と切磋琢磨し、規則正しい生活を送るほうが、結果的に成績が安定することもあります。「休み」を選択するかどうかは、お子さんの性格や自律心、そして親がどこまでサポートできるかを冷静に見極めてからにしましょう。もし家庭での集中力が持たない場合は、塾の自習室を活用したり、午前中だけ塾の冬期講習や直前講習に参加したりする方法も有効です。時間を「作る」のではなく、「質の高い時間に変える」という視点を忘れないようにしたいですね。
先生の理解を得て信頼を保つための伝え方
受験のために学校を休む際、最も大きな心理的ハードルになるのが「先生にどう思われるか」という点ですよね。先生は教育のプロであり、お子さんの成長を一番近くで見守ってくれている存在です。それだけに、何の相談もなく突然「今日から休みます」と伝えるのは、信頼関係にひびを入れてしまう可能性があります。良好な関係を保つためのキーワードは、「事前の相談」と「誠実な感謝」です。
まず、欠席を始める1週間〜10日前には、一度担任の先生とコンタクトを取りましょう。連絡帳でも構いませんが、「少しお話ししたいことがあります」と前置きして、電話や対面での時間を設けるとより丁寧です。その際、「学校の授業を疎かにしたいわけではないのですが、本人の志望校への思いが非常に強く、最後の一踏ん張りを家庭で支えたいと考えています」といった、親としての「切実な思い」を言葉にしてみてください。
先生への配慮を忘れない
また、先生側の事務作業(プリントの整理や出席確認など)に手間をかけさせないような配慮も大切です。「欠席中のプリント類は、受験が終わって登校した際にまとめて受け取ります」「緊急の連絡はメール(または電話)でいつでも受けられます」といった一言を添えるだけで、先生の印象はガラリと変わります。先生も人間ですから、自分の役割を尊重しつつ、親子で一生懸命に頑張っている姿を見れば、心の中で応援したくなるものです。受験が終わった後に「おかえり、頑張ったね」と笑顔で迎え入れてもらえるような、温かいコミュニケーションを心がけたいですね。
受験勉強のために学校を休む連絡の例文とマナー

ここからは、具体的にどのような言葉で連絡すればよいのか、シチュエーション別の例文と守るべきマナーについて詳しく見ていきましょう。言葉一つで周囲の協力体制が変わることもありますよ。
中学受験に向けた欠席連絡の例文と伝え方の解説
中学受験では連絡帳(あるいは学校指定の連絡アプリ)を使用することが多いですが、長期間のお休みを伝える場合は、一筆便箋に手書きで添えるか、少し丁寧な文章を心がけましょう。以下に、多くの先生に受け入れられやすい「基本の例文」を作成しました。これをベースに、ご家庭の状況に合わせてアレンジしてみてください。
連絡帳での例文:長期間休む場合
いつもお世話になっております。〇年〇組の(児童名)の保護者です。
寒さ厳しき折、先生におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、誠に勝手ながら、中学入試に向けた最終調整および感染症予防のため、〇月〇日(月)より入試終了後の〇月〇日(金)まで、学校を欠席させていただきたく存じます。本人の志望校への強い思いを尊重し、この期間は自宅にて集中して学習と体調管理に努める所存です。長期間の欠席となりご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
なお、期間中の配布物等につきましては、後日まとめて受け取らせていただければ幸いです。
緊急の連絡事項がございましたら、いつでも携帯(090-xxxx-xxxx)までご連絡ください。よろしくお願いいたします。
ポイントは、「いつからいつまで」をはっきりさせること、そして「緊急連絡先」を明記して先生の不安を取り除くことです。また、中学受験は家庭の自由選択であるという前提を忘れず、謙虚な姿勢を示すことが重要です。これにより、学校側も「家庭の方針として尊重しよう」という姿勢を取りやすくなります。もし先生から宿題などの配慮があれば、それについても感謝の意を忘れずに伝えましょう。
受験期に学校へ欠席の思いを適切に伝える方法
近年はメールやアプリでの連絡が主流になりつつありますが、状況によっては電話で直接話す必要がある場合や、メールでもより詳細に伝えたい場合がありますよね。特に、これまで一度も受験の話をしてこなかった先生に対しては、いきなり「休みます」と言う前に、一度文脈を作る必要があります。
電話で伝える際は、朝の忙しい時間帯(8:00〜8:30頃)は絶対に避けましょう。放課後、児童が下校して少し落ち着いた16時以降などが理想的です。話し出しは「お忙しいところ恐れ入ります。〇年〇組の〇〇の母です。今、3分ほどお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と相手を気遣う一言を。内容はシンプルに、「本番まで残りわずかとなり、本人の緊張感も高まっております。親として、せめて体調面だけは万全に整えてやりたいと考え、お休みをさせる決断をいたしました」と、「親の責任と決断」であることを強調すると、先生も受け入れやすくなります。
メールで送る場合は、件名だけで誰からのどんな要件かが一目でわかるようにしましょう。
件名例:【欠席のご相談】〇年〇組 氏名(受験に伴う体調管理のため)
本文では、普段の学校生活への感謝を冒頭に入れ、結びには「受験終了後は元気に登校させます」という前向きな言葉を添えると、先生との絆を損なうことなく、理解を求めることができます。
学校を休むことへの不安を解消するよくあるQ&A
「休む」と決めても、ふとした瞬間に不安がよぎるのが親心。これまで多くの親御さんから寄せられた質問に、カウンセラー的な視点を交えてお答えします。
先生から「学校は勉強だけをするところじゃない」と反対されたら?
先生の仰ることは正論です。学校での人間関係や行事も大切な学びです。その場合は「仰る通りです。本人も友達に会えないのを残念がっておりますが、今は人生の大きな岐路におります。この数日間だけ、どうか大目に見ていただけないでしょうか」と、正論を認めつつ、期間限定であることを強調してお願いしてみましょう。
近所の目や、他の保護者の噂が気になります。
日本社会では「みんなと違うこと」をするのに勇気がいりますよね。でも、お子さんの将来に責任を持つのは学校でも近所の人でもなく、親であるあなたです。噂は一時のことですが、受験の結果は一生残ります。今は意識を内に向け、お子さんと自分自身の目標だけに集中する「心のバリア」を張りましょう。
休んでいる間に本人がダラダラしてしまったら?
これが一番の懸念点ですね。もし2日続けて計画倒れになるようなら、思い切って「午前中だけ学校に行く」か「場所を変えて塾で自習する」など、環境に変化をつけましょう。「休み=自由」ではなく「休み=専念」であることを、親子で再定義することが大切です。
周囲の人と良好な関係を保ち勉強に集中する場合の注意
学校を休む期間、お子さんは精神的に非常に敏感になっています。「自分だけ学校に行っていない」という特殊な状況は、集中力を高める一方で、孤独感や疎外感を生むリスクも孕んでいます。特に、仲の良い友達が学校で楽しく過ごしている様子をSNSなどで知ってしまうと、急に不安に襲われることもあります。休止期間中は、可能な限り外部からのノイズを遮断し、お子さんが「今は自分を磨く特別な時間なんだ」とポジティブに捉えられるよう、声かけを工夫しましょう。
また、ご家族の協力も不可欠です。例えば、下のご兄弟が学校から帰ってきた際に、受験生の部屋の前で騒がないようにするといった、小さな配慮の積み重ねが重要です。一方で、家の中がピリピリしすぎると、かえって本人のプレッシャーになります。夕食の時間は受験の話を一切せず、たわいもない会話でリラックスさせるなど、「集中と緩和」のメリハリを意識してください。
さらに、近所付き合いにおいても少しの知恵を。昼間に外に出る際は、堂々としていて良いのですが、もし詮索されたくない場合は、買い物などの外出を早朝や夕方に済ませるのも手です。無用な摩擦を避けることは、親のメンタルを守ることにも繋がり、結果として良いサポート環境を維持することに繋がります。合格という共通のゴールに向かって、家族が一枚岩になれる絶好の機会だと前向きに捉えたいですね。
受験勉強のために学校休む連絡を完了し合格へ進もう
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。受験勉強のために学校休む 連絡という高いハードルを越えようとしているあなたは、本当にお子さんのことを深く想っている素敵な親御さんです。連絡を済ませるまでは緊張するかもしれませんが、一度伝えてしまえば、あとは入試本番に向けて突き進むだけです。
最後に、この記事の重要ポイントをまとめます。
- 欠席が内申や単位に与える影響を、志望校と在籍校の両面から確認する
- 感染症予防と学習効率の最大化という「納得感のある理由」を誠実に伝える
- 学校の先生には感謝を忘れず、事務的な負担をかけない配慮をする
- 家庭での学習環境と生活リズムを鉄の意志で維持する
学校を休むことは「目的」ではなく、あくまで合格するための「手段」です。この選択をして良かったと思えるかどうかは、これからの過ごし方次第です。お子さんの力を信じて、そして自分自身の選択を信じて、最後の日まで伴走してあげてください。不安になったらいつでもこの記事に戻ってきてくださいね。あなたの勇気ある決断が、素晴らしい結果に結びつくことを、KRL所長のつむぎは心から応援しています!
合格通知を手にしたとき、きっと今の悩みも「あの時は大変だったね」と笑い合える思い出になります。さあ、深呼吸をして、まずは一筆、連絡帳を書き始めるところからスタートしましょう!