こんにちは。カイザー人間関係研究所(KRL) 所長の「つむぎ」です。
職場の同僚や友人から、なぜかわざと嫌なことを言われて心がモヤモヤすることはありませんか。相手が何を考えているのか分からず、どう対応すれば良いのか悩んでいる方も多いことでしょう。実は、わざと嫌なことを言う人の心理には、本人すら気づいていない深い原因や特徴が隠されていることがあります。相手の心理的な背景や行動の理由を知ることで、今までよりも少しだけ冷静に受け流せるようになるかもしれません。
この記事では、そんな困った相手への対処法や、自分の心を守るための考え方について、私なりの視点で分かりやすくお話ししていきます。
この記事でわかること
- わざと嫌なことを言う人が抱える複雑な心理的背景と原因
- 相手のターゲットになりやすい人の特徴と自己防衛のヒント
- 職場やプライベートで使える具体的で効果的な対処法の実践
- 自分の心を守りストレスを溜めないためのメンタルケアの方法
わざと嫌なことを言う人の心理と主な原因

ここでは、なぜ相手がわざわざ人を不快にさせるような言動をとるのか、その奥にある心理的なメカニズムについて掘り下げていきます。
ネガティブな感情やストレスが原因
人が誰かに攻撃的な言葉を投げかけるとき、その原動力となっているのは、多くの場合本人の中に渦巻くネガティブな感情やストレスです。自分自身の現状に満足していなかったり、抱えきれない不安やイライラがあったりすると、そのはけ口として他者を利用してしまうことがあるのです。
例えば、仕事がうまくいっていない時に、順調そうに見える同僚に対してついキツい言葉を言ってしまう、といったケースがこれに当たります。これは心理学的な視点で見ると、自分の内にある不快な感情を自分だけで処理できず、他人にぶつけることで一時的に解消しようとする「防衛反応」の一種とも言えるでしょう。
彼らは、相手を傷つけたいというよりも、「自分の心のバランスを保つために、誰かを下げて安心したい」という無意識の欲求に突き動かされていることが多いのです。そう考えると、彼らの言葉はあなたへの評価ではなく、彼ら自身の心の叫びのように聞こえてくるかもしれません。
相手を支配しようとする行動の背景
嫌なことを言う人の中には、相手をコントロールしたい、つまり「支配欲」を満たしたいという心理が働いているケースがあります。相手が自分の言葉で傷ついたり、動揺したりする姿を見ることで、「自分は相手よりも影響力がある」「自分の方が立場が上だ」という優越感に浸りたいのです。
支配欲が見え隠れする言動の例
- みんなの前でわざと恥をかかせるようなことを言う
- 「お前のためを思って」と言いながら人格を否定する
- 相手の弱点やコンプレックスを執拗にいじる
このような行動をとる人は、実は自分自身の価値に自信が持てず、他人を自分の支配下に置くことでしか自尊心を保てないという脆さを抱えていることがあります。相手の反応を楽しむかのように意地悪を言うのは、自分の力強さを確認したいという、歪んだ承認欲求の表れなのかもしれませんね。
気持ちを傷つける性格が悪い者の特徴
単純に「性格が悪い」と片付けてしまうのは簡単ですが、人の気持ちを平気で傷つける人には、いくつかの共通する特徴的な傾向が見られます。その一つが、「共感性の欠如」です。
多くの人は「これを言ったら相手はどう思うだろう?」と想像して言葉を選びますが、わざと嫌なことを言う人は、この想像力が著しく欠けているか、あるいは意図的に遮断している可能性があります。「自分がスッキリすること」や「自分が正しいと証明すること」が最優先で、相手が受ける痛みに対して鈍感なのです。
また、プライドが非常に高く、他人の成功や幸福を素直に喜べないという特徴もあります。「嫉妬心」が強いとも言えますね。他人が幸せそうにしていると、相対的に自分が不幸であるかのように感じてしまい、相手を引きずり下ろすことで心の平穏を保とうとするのです。彼らにとって、他人の笑顔は自分の劣等感を刺激するトリガーになってしまっているのかもしれません。
嫌なことを言う人の心理とターゲット
不思議なことに、嫌なことを言う人は、誰にでも無差別に攻撃するわけではありません。彼らは無意識のうちに「言いやすい相手」を選んでターゲットにしています。
例えば、何を言われても愛想笑いで返してしまう人や、優しくて反論してこなさそうな人は、彼らにとって格好の標的になりがちです。「この人なら何を言っても大きな問題にならないだろう」「反撃してこないだろう」と見下されている可能性があるのです。
逆に、自分より立場が上の人や、言い返してきそうな強い相手には、驚くほど低姿勢であることも珍しくありません。これは彼らの行動が、「弱い者いじめ」のような卑屈な心理に基づいていることを示しています。ターゲットにされてしまうのは、あなたが悪いからではなく、あなたの優しさや我慢強さが、彼らの甘えや攻撃性を引き出してしまっているだけかもしれないのです。
つい言ってしまう心理状態とは
ここまで「わざと」言う人の心理を見てきましたが、中には「悪気はないけれど、つい言ってしまう」というタイプの人もいます。これは、コミュニケーション能力の未熟さや、自分の感情を言語化するスキルの不足が関係していることがあります。
本当は仲良くなりたいのに、照れ隠しで憎まれ口を叩いてしまう、いわゆる「天邪鬼(あまのじゃく)」な心理です。あるいは、「正直に言うことが誠実さだ」と勘違いして、相手への配慮なしに思ったことをそのまま口に出してしまう人もいます。
もちろん、言われた側からすればたまったものではありませんが、彼ら自身も後になって「あんなこと言わなければよかった」と自己嫌悪に陥っている場合もあります。自分の心に余裕がない時や、極度の緊張状態にある時にも、こうした失言は増える傾向にあります。相手の言葉の裏に、不器用な愛情表現や焦りがないか、少し観察してみるのも一つの手かもしれません。
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相手の心理がある程度わかったところで、次は私たちが具体的にどう身を守れば良いのか、実践的な対処法について考えていきましょう。
冷静さを保つことが最良の対処法
わざと嫌なことを言ってくる相手に対して、最も効果的なのは「冷静さを保つこと」です。相手は、あなたの感情的な反応を期待しています。あなたが怒ったり、悲しんだり、動揺したりする姿を見ることで、彼らの歪んだ欲求が満たされてしまうのです。
ですから、嫌な言葉を投げかけられた時は、あえて感情を表に出さず、「へぇ、そうなんですね」「なるほど、そういう考え方もありますか」と、淡々と受け流すのがベストです。これを「スルースキル」と呼んだりしますが、まともに受け合わない姿勢を見せることで、相手は「この人に言ってもつまらない」「手応えがない」と感じ、攻撃の手を緩めることが期待できます。
心の中ではムッとしても構いません。ただ、表面上は「あなたの言葉は私には響きませんよ」というバリアを張るイメージで、大人の対応を心がけてみてください。それが相手にとって一番のダメージになることもあります。
職場でわざと嫌なことを言う人への対応
職場という逃げ場のない環境で嫌なことを言われるのは、本当に辛いものです。仕事に支障が出るレベルであれば、一人で抱え込まずに対策を講じる必要があります。
まず大切なのは、物理的な距離を可能な限り取ることです。業務上必要な会話以外は極力避け、休憩時間なども別の場所で過ごすようにしましょう。そして、もし言動がエスカレートする場合は、「記録を残す」ことが重要です。いつ、どこで、どんなことを言われたのかをメモしておくと、いざという時に上司や人事部門に相談する際の強力な証拠になります。
また、職場での否定的な態度への対処については、以下の記事でも詳しく紹介されています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
否定から入る人の末路とは?心理と原因や対処法を解説!
心理メカニズムと対処法を解説
心理学的な視点を取り入れた対処法として、「相手の言葉を分析する」という方法もおすすめです。嫌なことを言われた瞬間に、「なぜこの人はこんなことを言うのだろう?」と分析モードに入るのです。
「ああ、今は仕事が忙しくてイライラしているんだな」「私に嫉妬しているのかもしれないな」「きっと家庭で何かあったんだろう」と、相手の背景を想像することで、言葉の矢印が自分に向いているのではなく、相手自身の問題であることに気づけるようになります。
分析モードのメリット
- 客観的な視点を持てるため、感情的に巻き込まれにくくなる
- 相手を「可哀想な人」と捉え直すことで、怒りが哀れみに変わる
- 自分の自尊心を守ることができる
これは「課題の分離」という考え方に近く、相手の機嫌や言動は「相手の課題」であり、自分が背負う必要はないと割り切る助けになります。
読者の悩みに答えるQ&A
ここでは、よくある疑問についてQ&A形式で私なりの考えをお答えします。
嫌味を言われたら言い返してもいいですか?
基本的にはおすすめしません。言い返すと相手と同じ土俵に乗ることになり、泥仕合になる可能性が高いからです。ただ、あまりに理不尽な場合は、「それは傷つきます」「やめていただけますか」と、冷静かつ短く拒絶の意思を示すことは大切です。
相手が変わってくれることはありますか?
残念ながら、他人の性格を変えるのは非常に困難です。期待すればするほど、変わらない相手にストレスを感じてしまいます。「相手は変わらない」という前提で、自分の受け止め方や接し方を変える方が、解決への近道になることが多いですよ。
わざと嫌なことを言う人の心理まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。わざと嫌なことを言う人の心理には、劣等感や嫉妬、支配欲など、本人も処理しきれないネガティブな感情が潜んでいることが多いことがわかりました。
彼らの言葉に傷ついてしまうのは、あなたが真面目で優しい心の持ち主だからです。でも、どうかその言葉を真に受けて、自分を責めないでください。相手の言葉は、あくまで「相手自身の心の問題」の表れに過ぎません。
冷静に受け流し、物理的・心理的な距離を取ることで、あなたの心は必ず守ることができます。まずは自分自身の心の平穏を最優先に考え、少しずつできることから対処していってくださいね。あなたが笑顔で過ごせる時間が増えることを、心から願っています。